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医療脱毛のリスク

脱毛後の硬毛化・増毛化とは?
原因やなりやすい人の
特徴・対処法を解説

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2025年8月7日
脱毛後の硬毛化・増毛化とは?原因やなりやすい人の特徴・対処法を解説

脱毛の施術をしたのに、かえって毛が太くなったり増えたりすることがあります。
「硬毛化」「増毛化」と呼ばれる現象です。

医療脱毛・エステ脱毛を問わずどなたにでも起こり得るものですが、適切に対処すれば、再び脱毛を進めることが可能です
本記事では、硬毛化・増毛化が起こる原因や起こりやすい条件、そして対処法や予防策について、詳しくご紹介します。

硬毛化・増毛化とは

硬毛化とは

硬毛化とは脱毛の施術を受けた毛が、逆に施術前よりも太く・濃くなってしまう現象のことを指します。


増毛化とは

一方で増毛化は、施術を受けた部位の毛の量が増えてしまう現象のことをいいます。



どちらも「脱毛したはずなのに毛が目立ってきた」という見た目の変化につながるため、混同されがちですが、起きていることは異なります。

硬毛化:もともと生えていた毛が太く・濃くなる
増毛化:これまで毛が生えていなかった場所から毛が生えるようになる

どちらも頻度としては稀な現象ですが、医療脱毛・エステ脱毛を問わず、誰にでも起こる可能性があります。

硬毛化・増毛化が起こる原因

硬毛化・増毛化がなぜ起こるのかについては、現時点では医学的に明確な原因は解明されていません。いくつかの仮説があるものの、医学的に「これが原因だ」と断定できる根拠はないのが実情です。
広く一般的に考えられている原因が、以下のようなものです。

本来、医療脱毛で使用されるレーザーは、発毛組織に強い熱ダメージを与えて破壊することで、毛が再び生えてこないようにするのが目的です。
一方で、エステ脱毛で使用される光は出力が弱く、発毛組織を破壊することはできませんが、毛の成長を一時的に抑制することを目的としています。

しかし、いずれの方法でも熱が十分に伝わらなかった場合、発毛組織が破壊・抑制されずに刺激だけを受けることがあります。
その刺激によって、かえって発毛組織が活性化し、硬毛化・増毛化が起こる可能性があると考えられています。

硬毛化・増毛化が
起こりやすい部位

硬毛化や増毛化が起こりやすいのは、産毛が生えている部位です。
レーザーや光は、毛に含まれる黒いメラニン色素に反応して脱毛効果を発揮します。

しかし産毛は色が薄いため、レーザーや光の反応が弱く、十分な熱エネルギーが発毛組織に届きにくい傾向があります。
その結果、発毛組織が破壊・抑制されずに逆に活性化してしまい、硬毛化や増毛化が起こりやすくなると考えられています。

メンズリゼでは調査を行い、特に表に記載の部位はリスクが高いと評価しています(リスク度は5段階評価で、4以上の部位を示しています)。

部位 リスク度
うなじ うなじ
リスク度 リスク度 リスク度 リスク度 リスク度
5
背中 背中
リスク度 リスク度 リスク度 リスク度 リスク度
5
二の腕 二の腕
リスク度 リスク度 リスク度 リスク度 リスク度
5
お尻 お尻
リスク度 リスク度 リスク度 リスク度
4
太もも 太もも
リスク度 リスク度 リスク度 リスク度
4

硬毛化・増毛化しやすい人の特徴

硬毛化・増毛化しやすい人の特徴

もともと体毛が薄い人

もともと体毛が薄い方は、産毛が多い傾向があります。
先述の通り、産毛はレーザーや光が反応しにくいため、十分な熱エネルギーが届かず、かえって発毛組織が刺激を受けて硬毛化・増毛化が起こる可能性があります。
そのため体毛が薄い方は、比較的リスクが高くなる場合があると考えられています。

体毛が密集している人

体毛が密集している方も、硬毛化・増毛化が起こりやすいとされています。
毛が密集していると、レーザーや光の照射がすべての毛根に均等に届きにくくなるため、一部の毛に十分な熱エネルギーが伝わらず、発毛組織が刺激を受けてしまう可能性があります。
その結果、一部の毛が太くなったり、新たに毛が生えてきたりする現象が起こると考えられています。

皮膚深くに毛根がある人

毛根が皮膚の深い場所にある方は、硬毛化・増毛化が起こりやすいとされています。
毛根が深いと熱エネルギーが十分に届かず、かえって発毛組織が刺激を受けて活性化してしまう可能性があるためです。
ただし、毛根の深さには個人差があり、見た目から判断するのは難しいため、事前にリスクを正確に測ることは困難です。

硬毛化・増毛化が起こった場合の対処法4選

硬毛化・増毛化の対処法

硬毛化・増毛化が起こってしまった場合でも、過度に心配する必要はありません。
適切に対処すれば、再び毛を減らしていくことは十分可能です
不安を感じたら自己判断せず、まずは医療機関に相談してみることが大切です。
以下のような方法の中から、状況に応じて選択していくのが一般的です。

自然に元に戻るのを待つ

硬毛化・増毛化が見られる部位に対して、あえて追加の施術を行わず、様子を見るという方法があります。
これは、毛の生え変わりのサイクルである「毛周期」を何度か繰り返すことで、毛が自然に元の状態に戻るのを待つという考え方です。

ただしこの方法は、硬毛化・増毛化した部位の毛を脱毛できるわけではなく、あくまで自然に元の状態に落ち着くのを待つものです。
元の状態に戻るまでに1年から数年かかることもあるため、「できるだけ早く解決したい」「しっかり脱毛したい」と考える方には、以下で紹介する対処法の検討がおすすめです

照射を続ける

照射を続ける

硬毛化や増毛化が起こっても、レーザーや光の照射を続けることで対処できる場合があります。
硬毛化した毛は、以前よりも太く濃くなる傾向があるため、レーザーや光が反応しやすくなり、脱毛効果を得られやすくなる可能性があります。

また、硬毛化・増毛化の原因が「熱エネルギーが十分に届かなかったこと」にあると考えられる場合には、出力を上げて再照射することで、改善が期待できるケースもあります。

ただし、出力を上げることでやけどのリスクも高まるため、医師の診察や判断のもとで慎重に調整を行うことが重要です
照射を続けるかどうかは、毛の状態や肌質によっても適した判断が異なるため、自己判断は避け、必ず専門のクリニックで相談した上で進めるようにしましょう

エステ脱毛から医療脱毛に切り替える

エステの光脱毛で硬毛化・増毛化が起こった場合、医療脱毛への切り替えも選択肢のひとつです。
医療レーザー脱毛は、エステの光脱毛に比べて照射出力が高く、皮膚の深部にまで熱エネルギーが届きやすいため、症状の改善が期待できる可能性があります。

また医療機関では医師が常駐しており、医学的な見地から症状に応じた適切な対処ができるという点も大きなメリットです。

ニードル脱毛(針脱毛)で確実に脱毛する

硬毛化・増毛化した毛にはニードル脱毛が有効

硬毛化・増毛化した毛をできるだけ確実に脱毛したい場合は、ニードル脱毛(針脱毛)がおすすめです。
ニードル脱毛は、毛穴に細い針を挿入し、電気を流して毛根に直接アプローチする方法で、熱ではなく電気を用いるため、硬毛化・増毛化した毛にも高い効果を発揮します。

硬毛化・増毛化への対処法としては、最も確実性が高い方法とされています。
処理は1本ずつ行うため施術には時間がかかり、痛みや費用の負担が生じやすいといった面もありますが、それを補って余りある効果が期待できる方法といえるでしょう。

硬毛化・増毛化の予防策2選

硬毛化・増毛化の予防策

硬毛化・増毛化は誰にでも起こり得る現象ですが、少しでもリスクを減らすための効果的な予防策を2つご紹介します。

硬毛化・増毛化しやすい部位は照射を避ける

硬毛化・増毛化が起こりやすいのは、産毛が多く生えている部位です。
例えば背中など、産毛があっても気にならない場所は照射を控えるという選択肢もあります。
この方法は硬毛化・増毛化を避けたい方にとって、ひとつの確実な予防策といえるでしょう。

脱毛中の日焼けを避ける

脱毛期間中は、日焼けを避けることが硬毛化・増毛化の予防につながると考えられます。
日焼けした肌はメラニン量が増えているため、照射時に熱が過剰に反応しやすく、やけどのリスクが高まります。
そのためクリニックでは、やけどを避けるために出力を下げて照射することが一般的です(※)。
しかし出力を下げると、毛根に十分な熱エネルギーが届かず、硬毛化・増毛化が起こってしまう可能性があります。
脱毛効果をしっかり得るためにも、脱毛期間中は日焼け止めや日傘などを活用して、紫外線対策を徹底しましょう。


(※)日焼けの程度によっては、照射自体を避けることもあります。

硬毛化・増毛化へのメンズリゼの対応

硬毛化・増毛化へのメンズリゼの対応

メンズリゼでは、硬毛化・増毛化のリスクを最小限に抑えるため、さまざまな取り組みを行っています。
施術前の無料カウンセリングでは、お肌や毛の状態を丁寧に確認し、硬毛化・増毛化が起こりにくいように脱毛機の出力設定を行います。

またリスクをご説明した上で、産毛が気にならないと判断される箇所には、あえて照射を行わないといった対応も可能です。
万が一、硬毛化・増毛化が起こってしまった場合も、医師が無料で診察を行い、医学的な見地から適切な対処法をご提案します。

気になる症状やご不安な点があれば、無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

硬毛化・増毛化に関する
よくある質問

よくある質問

硬毛化・増毛化したかどうかはどうやってわかりますか?

硬毛化・増毛化は、見た目の変化からある程度判断できる場合があります
例えば、一部の毛が周囲の毛に比べて太く濃くなっている場合は「硬毛化」、特定の範囲だけ毛の本数が増えて密度が高くなっている場合は「増毛化」の可能性があります。
ただし、自己判断が難しいケースもあるため、気になる変化があれば医療機関で相談するのがおすすめです。

硬毛化・増毛化する確率はどれくらいですか?

一般的には1〜10%程度といわれていますが、実際にはもっと低いケースもあります。
例えば、2024年に日本人女性約7,400人を対象に行われた検証(※)では、硬毛化・増毛化が見られたのは0.34%でした。
またこの調査では、日焼け対策をしていた人のほうがリスクが低かったという結果も出ています。
このように確率としてはかなり低いですが、ゼロではありません
脱毛期間中は、普段からしっかりUVケアをしておくことが大切です。


(※引用)
Inoue Y, Nishioka H, Inukai M, et al. What are the Factors That Induce Paradoxical Hypertrichosis After Laser Hair Removal? Aesthetic Surgery Journal. 2024;44(5):347-353. doi: 10.1093/asj/sjae018. PubMed

硬毛化・増毛化した毛を脱毛することはできないのですか?

硬毛化・増毛化してしまった毛も、脱毛は可能です。
照射を続けることで改善が期待できる場合もあり、エステ脱毛から医療脱毛に切り替えることで効果が出るケースもあります。

確実性を重視するなら、一本ずつ処理できるニードル脱毛(針脱毛)が最も有効な方法です

硬毛化・増毛化に関する
不安はメンズリゼまで
ご相談ください

メンズリゼの無料カウンセリングの様子

メンズ医療脱毛のメンズリゼでは、硬毛化・増毛化が起こらないよう予防策を徹底しており、事前のカウンセリングで肌質や毛質をしっかり確認したうえで、脱毛機や照射出力を慎重に選定しています。
また、万が一硬毛化・増毛化が起こってしまった場合でも、医師の診察のもと適切な対処法をご提案いたします。
他のクリニックやサロンで施術を受けた後に硬毛化・増毛化が起こったという方も、お気軽にご相談ください。

メンズリゼではニードル脱毛(針脱毛)にも対応しており、硬毛化・増毛化した毛に対しても確実な脱毛が可能です。
お一人おひとりの状態に合わせて最適な方法をご提案いたします。まずは無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。


赤岩 優妃 医師

監修者:赤岩 優妃

リゼクリニック リード ドクター

■略歴
東京女子医科大学医学部医学科卒業後、名古屋市立大学病院附属西部医療センター勤務。JA愛知厚生連足助病院、名古屋市立大学病院勤務を経て、湘南美容クリニック(SBC)に入職。「湘南美容クリニック名古屋駅本院」に立ち上げ時から所属し、美容外科医として歴任。
2023年7月に「SBCグループ」傘下にリゼクリニックが参画後、その翌年8月1日より「湘南美容クリニック新宿本院」に所属異動、並びに「リゼクリニック」のリードドクターとして兼任、現在に至る。

■所属学会
日本美容外科学会会員・日本医師会認定産業医・ジュビダームビスタ認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了医・アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー

医師によるカウンセリングは無料です。
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メンズリゼ(リゼクリニック)

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