脱毛を検討していると、「医療脱毛」と「美容(エステ)脱毛」という2種類があることに気づく方は多いでしょう。
しかし、それぞれの違いや、自分にはどちらが合っているのかが分からず、迷ってしまう方も少なくありません。
本記事では、医療脱毛と美容脱毛の違いをわかりやすく解説し、それぞれどのような方に向いているのかを紹介します。
あわせて、両者の見分け方についても解説します。
自分に合った脱毛方法を選ぶために、ぜひ最後までご覧ください。
クリニック・サロン選びの参考としてもお役立ていただけます。
医療脱毛と美容脱毛の違いを一言で表すと、「永久脱毛ができるかどうか」です。

この違いの背景には、医師法による明確なルールがあります。
発毛に関わる細胞を破壊する行為は医療行為とされており、医療機関でしか行うことができません。
※第1 脱毛行為等に対する医師法の適用
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
医療機関が行う医療脱毛では、高出力のレーザー脱毛機を使用します。
このレーザーにより、「毛乳頭」や「毛母細胞」、あるいは「バルジ領域」といった発毛に関わる細胞を破壊します。
発毛細胞が破壊された毛根からは、毛が再生しません。
そのため、医療脱毛では永久脱毛の効果が得られます。
一方で美容脱毛は、発毛細胞にダメージを与える施術です。
毛が細くなったり、一時的に生えにくくなったりする効果があります。
しかし細胞自体を破壊することはできません(医師法により禁止されています)。
そのため時間が経つと細胞が回復し、毛は再び生えてきます。
永久脱毛ができるかどうかの違いは、回数や費用、痛みなどの様々な要素に影響します。
ここからは、それぞれの違いを具体的に見ていきましょう。

医療脱毛は発毛細胞を破壊できるため、施術を重ねるごとに毛が確実に減っていきます。
部位による差や個人差がありますが、一般的には5回・1年~1年半を目安に効果を実感できるケースが多いです。
一方で美容脱毛は、あくまで発毛細胞に一時的なダメージを与える施術です。
施術の間隔が空いてしまうと、ダメージが回復し毛が元の状態に戻ってしまいます。
そのため、効果を維持するためには施術を受け続ける必要があり、終わりがありません。
つまり医療脱毛には「終わりがある」のに対し、美容脱毛は「終わりがない」という違いがあります。
【ヒゲ全体を脱毛】する場合の、一般的な相場は以下の通りです。
| 医療脱毛 | 美容(エステ)脱毛 | |
|---|---|---|
| トライアルプラン (初回限定) |
― | ¥500~¥1,000前後 |
| 通常プラン (施術1回あたり) |
¥11,000~¥27,000前後 | ¥13,000~¥15,000前後 |
美容脱毛ではキャンペーンなどで、初回限定のトライアルプランが用意されていることがあります。
数百円から体験できるケースもあり、「まずは試してみたい」という人にとって始めやすい点が魅力です。
一方で、通常プランの1回あたりの料金を見ると、医療脱毛と大きな差がない場合も少なくありません。
一見すると美容脱毛のほうが安く見えることがありますが、これはトライアルプランによる影響が大きいと言えます。
ただし、費用を考えるうえでは「脱毛完了までの総額」も重要です。
ここで関係してくるのが、先ほどご紹介した「終わりがあるかどうか」という違いです。
医療脱毛は回数を重ねることで毛が減っていき、終わりがあります。
一方で、美容脱毛には終わりがなく、効果を維持するために定期的な施術を続ける必要があります。
トライアルプランだけで脱毛効果を維持することはできません。
そのため、「毛が減った状態を維持したい」「自己処理がほとんど不要な状態を目指したい」といった場合は、最終的な総額で見ると医療脱毛のほうが安く抑えられる可能性が高いです。
まとめると、「安く体験してみたい」なら美容脱毛のトライアルプラン、「最終的に安く済ませたい」なら医療脱毛が向いています。

一般的に、痛みが少ないのは美容脱毛です。
これは、発毛細胞を破壊しない範囲の出力で施術を行うためです。
一方で医療脱毛は、発毛細胞を破壊できる高出力のレーザーを使用するため、比較的強い痛みを感じることがあります。
特にヒゲやVIOなど毛が濃い部位では、痛みを強く感じやすい傾向があります。
ただし医療脱毛では、麻酔を使用することが可能です。
麻酔は医療機関でしか扱えず、美容脱毛では使用できません。
痛みが不安な場合でも、医療脱毛であれば緩和できる手段が用意されています。

医療脱毛・美容脱毛にかかわらず、脱毛にはやけどや毛嚢炎といった肌トラブルのリスクが伴います。
医療脱毛は医療機関で行われるため、医師が常駐しています。
万が一トラブルが起きた場合でも、その場で医師の診察や薬の処方を受けることができます。
一方で、美容脱毛は医療機関ではなく、サロンなどで提供されます。
そのため肌トラブルが発生した場合は、別途医療機関を受診する必要があります。
対応までに時間がかかり、その間に症状が悪化するリスクもあります。
ここまで見てきたように、医療脱毛と美容脱毛にはさまざまな違いがあります。
それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
医療脱毛がおすすめ!
・永久脱毛したい人
・短期間で効果を実感したい人
・総額を抑えたい人
・安全性を重視する人
美容脱毛がおすすめ!
・痛みをできるだけ抑えたい人
・一時的に毛量を減らしたい人
・安く脱毛を体験してみたい人
医療脱毛は発毛細胞を破壊でき、永久脱毛を目指せる唯一の方法です。
そのため、「もう毛が生えてこない状態にしたい」という方には、医療脱毛が適しています。
また、短期間で効果を実感したい人にも向いています。
少ない回数で毛が減っていくため、脱毛にかかる期間を短く抑えられます。
さらに、総額を抑えたい人にも適しています。
施術が完了すれば追加で通う必要がないため、結果的に費用を抑えやすくなります。
安全性を重視する人にも医療脱毛は向いています。
万が一のトラブル時にも、その場で医師による対応を受けられます。
美容脱毛は、痛みをできるだけ抑えたい人に向いています。
脱毛機の出力が低いため、刺激が比較的少ないのが特徴です。
また将来的にヒゲを生やしたいなど、完全に毛をなくしたくない人にも適しています。
あくまで一時的に毛量を減らしたい場合に向いています。
さらに、まずは安く脱毛を体験してみたい人にもおすすめです。
初回限定のお試しプランだと、気軽に始めやすいでしょう。

医療脱毛と美容脱毛は、そもそも目的が異なります。
「毛が生えてこないようにしたい」のか、それとも「一時的に減らしたい」のかという違いです。
この2つを併用すると、目的が矛盾してしまいます。
結果として、なりたい状態に到達できなくなる可能性が高まります。
例えば、家を取り壊す予定なのにリフォームをするようなものです。
取り壊す前提なのに、部分的に整えても意味がありません。
逆に、整えるつもりのものを取り壊してしまえば元に戻せません。
毛が生えてこないようにしたいなら医療脱毛、一時的に減らしたいなら美容脱毛に絞るのが基本です。
ただし、部位ごとに目的が異なる場合は例外です。
「ヒゲは永久脱毛したいが、腕は一時的に減らせればよい」というようなケースでは、併用しても問題ありません。

「美容脱毛で毛を弱らせてから医療脱毛で永久脱毛する」という方法はおすすめできません。
先に美容脱毛を行うことで、医療脱毛の効果を十分に引き出せなくなるためです。
美容脱毛で一時的に毛が細くなったり、色が薄くなったりした状態では、レーザーが反応しにくくなります。
その結果、本来得られるはずの永久脱毛効果が出にくくなるリスクがあります。
美容脱毛の効果は一時的であるため、最終的には毛の状態も元に戻ってしまいます。
さらに、両方の脱毛に費用や時間をかけることになるのもデメリットです。
永久脱毛を目指すのであれば、最初から医療脱毛を選ぶほうが効率的です。
コスト面でも無駄が生まれません。

自分に合う脱毛方法が分かったら、次は実際にサービスを選ぶ段階です。
しかし、見た目だけでは医療脱毛か美容脱毛か判断しづらいケースもあります。
例えば美容脱毛のサロンでも、監修医師がいたり、スタッフが白衣を着用していたりすることがあります。
見た目に惑わされず、以下のポイントで見分けましょう。
まずは、運営者情報やプライバシーポリシーを確認しましょう。
法人名に「医療法人」や「医療法人社団」と記載されている場合は、医療脱毛と考えてよいでしょう。
一方で「株式会社」などの場合は、エステサロンによる美容脱毛のケースが一般的です。

また、サービス名にも注目しましょう。
「クリニック」「美容皮膚科」といった名称が含まれている場合は、医療機関と判断できます。
医療脱毛
レーザー脱毛
ヤグレーザー
アレキサンドライトレーザー
ダイオードレーザー
など
美容脱毛
光脱毛
IPL脱毛
SHR脱毛
LUMIX-A9
など
発毛細胞を破壊できる高出力のレーザーは、医療機関でしか使用できません。
そのため、「レーザー脱毛」と明記されている場合は、医療脱毛と判断できます。
一方で美容脱毛では、「光脱毛」や「IPL脱毛」、「SHR脱毛」といった表現が使われることが一般的です。
これらはレーザーではなく、出力の低い光を使用した施術です。
「痛みが(ほとんど)ない」と強調されている場合は、美容脱毛の可能性が高いです。
出力が低く設定されているため、痛みを感じにくい傾向があるからです。
また、美容脱毛では麻酔が使用できないため、麻酔に関する説明は基本的にありません。
一方で医療脱毛は、痛みについて正直に記載されていることが多く、麻酔に関する案内があるのが一般的です。
こうした記載がある場合は、医療機関であると判断できます。

男性の永久脱毛なら、医療脱毛のメンズリゼにお任せください。
メンズリゼは、医師が常駐する医療機関が提供する医療脱毛です。
発毛細胞を破壊できる高出力レーザーを使用し、永久脱毛が可能です。
ヒゲやVIO、腕・脚など部位ごとに適したレーザー脱毛機を使い分け、1,000万件以上の症例に基づくノウハウで、高い脱毛効果を実現しています。
また、初めての方でも始めやすいよう、「ヒゲ脱毛(3部位)5回コース14,000円(税込)」といったプランもご用意しています。
まずは、無料カウンセリングにお越しください。脱毛のプロが患者さまに合った最適なプランをご提案します。
医療脱毛と美容脱毛の違いは、「永久脱毛ができるかどうか」です。

医療脱毛は発毛細胞を破壊することで永久脱毛を目指せますが、美容脱毛は一時的に毛を減らす施術にとどまります。
そのため、回数や費用、痛みなどにも違いが生じます。
毛が生えてこない状態を目指すなら医療脱毛、将来的にヒゲを生やしたいなど、一時的に毛量を減らしたい場合は美容脱毛を選びましょう。
なお、目的が異なるため、併用はおすすめできません。
自分に合った脱毛方法がわかったら、ホームページで運営者情報や「レーザー」の記載、痛みや麻酔に関する説明をチェックし、医療脱毛か美容脱毛かを見分けることが重要です。
監修者:間中 哲
メンズリゼ町田 院長
■経歴
1999年 聖マリアンナ医科大学 卒業
1999年 聖マリアンナ医科大学病院 勤務
2002年 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 勤務
2004年 大和徳洲会病院 勤務
2011年 渕野辺総合病院 勤務
2018年 リゼクリニック大宮院 院長
2019年 リゼクリニック町田院 院長
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